2010年02月01日

粋な計らい

年明け、
ある時期によく一緒にいた人々を
見かけたりニアミスしたり。

続いて、ある日に集合予定だった人々に、
前倒しで遭遇したり。


そして、今日は、
一層にぎゅぎゅっとつまった
出会いの連続が起こった。


私のボスが勉強会で出会った人と
ランチをすることになり、
その人が紹介したいと言って
連れてきた人が、あら、びっくり、
たまたま前述のある日に集まった人の一人。

彼はワシントンDC時代の友人でもある。

なごやかに、4人でランチを終え、
エレベーターでロビーに下りた瞬間、
別のDC時代の友達に出くわす。

おー、今日はDCづいている、と、
思って、うきうきと外に出たら、
前方に、何だか見覚えのある後姿。

もしかして...と、前に走り込むと、
やっぱり、そう。
DCの同じ大学院のプログラムにいて、
卒業以来ずっと海外赴任をしていた
友人だった!


降り始めた冷たい雨も
気にならないほど、
うれしくなる。


同じようなことが2年前にあっても、
まだその頃は、
留学時代の自分のあり方や、
その結果として起きたことを、
自分の中で受け止めきっていなかったから、
再会をそれほど喜べなかっただろう。

その時期のことが、
いいことも悪いことも全部ひっくるめて、
自分の一部として溶け込んだから、
その頃の友人たちに会えて、
純粋にうれしかった。

というか、受け止めたからこそ、
そういう偶然が連続したんだ、と思う。


だから、本当は、
偶然なんかじゃない。


神様の、粋な計らい。
posted by まゆか at 22:33| Comment(0) | 留学時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月11日

異文化の記憶

IMG_0174.JPG

アメリカで生活していた2年間。
学校は国際色豊かで、
住んでいたアパートはやたらアジア系が多かったせいか、
カルチャーショック、とやらとは、無縁の生活だった。
もしくはあったとしても忘れた。

とはいえ、ちょっとした行動の違いに、
おおお、とびっくりすることは、多々あった。
今でもよく、思いだす。


クラスメイトの多くが、
ジップロップにカットされたにんじんやら
セロリやらをつめて、学校に持ってきていたこと。
そして授業中には、彼らが野菜をかじる音が響き渡る。

友達同士トイレに入ると、
そのまま個室に入ってもしゃべり続けること。
もちろん、トイレ本来の目的も続けながら、だ。
あの国に「音姫」などは永遠に導入されない。

働く男性のオフィスには
かなり頻繁にワイフから電話がかかってくること。
その内容も「子供がこうした」「さっき買い物してきた」
みたいな、別に帰ってからでもできる話。

多人数でご飯にいっても、会計は絶対に別。
自分が食べた分、飲んだ分きっかりしか払わないこと。
しかも大抵クレジットカード。
20枚のカードがレジに運ばれたことも。

タクシーの運転手も、
建物の受付の人も、
客がいようと誰か来ようと、
大体携帯電話でしゃべっていること。


日本人とは、明らかに、
公私の境目、その定義が違うのだろう。
自己と他者の境目も、大幅に異なる。


日米で、公私、自他の捉え方が
どう違うか、なぜ違うのか。

...と、書こうと思ったが、
国土の大きさも、家のつくりも、食べ物も、
言語も、宗教も、人種も違えば、
そりゃあ、違う行動になって当たり前、
という程度のことな気がしてきたので、
やめておくことにします。

違いは違いとして受け止めていればいい。

[写真:日本から贈られた桜と、
ジェファーソンメモリアル]
posted by まゆか at 08:58| Comment(2) | 留学時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

カリーニが来た

カリーニが来た。


大学院留学時代の一番の仲良し。
迫力のある艶やかなルックスと、
壮絶な地頭のよさと、
度肝を抜かれるほどの適当さを持つ、
メキシコ人とスウェーデン人のハーフ。

航空会社からもらった、
フリーの世界飛行チケットを使って、
一緒に住んでいるポルトガル人の彼と、
日本にやってきた。


3年ぶりの再会。
ちょっと緊張しながら、
ホテルのロビーで二人が出てくるのを待つ。


"Mayu-ka!!!"


オレンジ色のドレスを着たカリーニが駆け寄ってくる。
少しやせて、前よりきれいになった。


ハグをした瞬間、大学院時代に戻った。


13ドルのスペシャルランチを食べながら、
ひたすらガールズトークにいそしんだこと。

経済学を教えているときの
彼女からの基本的だがやたら本質的な質問に、
たじたじになったこと。

私が何をしでかそうと、全く動じず、
話を聴いてくれたこと。

授業中、すっかり飽きて、
足をぶらぶらさせていたら、
彼女のところに靴が飛んでいき、
二人で声を殺して大笑いしたこと。


東京の各所を回り、
焼きそばとお寿司と韓国料理と懐石を食べ、
カラオケで歌い、
とにかく、おおはしゃぎした。


2年間の大学院時代は、
振り返っても決してよい思い出ではない。
その頃の世界の見方、勉強の仕方、
人との関係...全てにおいて、
しっちゃかめっちゃかであった。
その混乱による影響は、帰国後も尾を引いた。

私という人間はここまで徹底的に逆張りをしないと
人生の機微を学べなかったのだ、ということを、
とことん思い知るための2年間だったといっても、
過言ではない。

だから、何となく自分の中で封印していた。
あまりつながりたくなくて、Facebookにも入っていない。


でも。


カリーニに会って、
シンプルで大切なことを思い出した。

あの2年間は、ぐちゃぐちゃで最低だったけど、
でも、こんなに素敵な友人ができたんだってことを。
posted by まゆか at 01:38| Comment(0) | 留学時代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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